
法事が重なった場合の「併修」の行い方
法要では故人を偲び供養を行う場として、多くのご遺族や親族が集います。しかし、「父親の七周忌と祖母の十三回忌」等、複数の法要が同時期に重なる場合、「併修」という方法で対応することがあります。本コラムでは、併修の概要と具体的な進め方について解説します。
併修とは?
併修とは、複数の法要を同じ場で一緒に執り行う方法を指します。先ほどの例の通り、ある家族内で父親の七回忌と祖母の十三回忌が同時期に重なった場合、両方の供養を一つの儀式としてまとめて行います。これにより、参加者の負担を軽減しつつ、各故人への供養をきちんと行える利点があります。
併修の日程の決め方や注意点
法事を依頼するお寺や僧侶へ日程の相談となりますが、全ての儀式を併修で合わせることができるわけではありません。
- ・一周忌や三回忌は亡くなってから日が浅いため、個別に執り行うことが多い。
- ・同じ年に2名が亡くなられた場合は、先に亡くなられた方の命日に合わせて執り行う。
- ・違う年に亡くなられた法要を合わせて行う場合は、後に亡くなられた方の命日に合わせて執り行う。
- ・親族の中にも併修に疑問を持たれる方もいるので、親族間での話し合いも必要。
併修にすると何が変わるか
併修で執り行われることによって様々なことが変わってきます。おおまかな注意店としては、
- ・お布施の金額が変わるので僧侶へ相談しましょう。
- ・親族への法要の案内状にも2名の併修であることを表記する。
- ・親族からいただく香典の金額が増えるので、用意する返礼品の金額も調整する。
効率は良くなりますが…
併修は効率的な方法ですが、各故人への敬意を忘れないことが大切です。ご遺族や親族間で十分に話し合い、それぞれの気持ちを尊重しながら進めることが重要です。
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