私は30歳代半ばのとある日に母を急な病で亡くしました。家庭上の都合から私が喪主を務めることになり、亡くなったことが信じられない状態で祖母とお葬式の話を進めなくてはなりませんでした。小学生二人の父であった私には大した貯金もなく、いったいいくら掛かるのだろうとまずは費用の面で不安になりました。しかし、大事に育ててくれた母を普通に見送ってあげたいという想いもありました。不安と現実、限られた時間の中で様々なことを決め、心に余裕がなかったことを覚えています。年齢に関係なく、お金の不安があっても、しっかりと見送ってあげたい気持ちは、多くの方が思っていることだろうと私は思います。そこで、仕事の取引先である、いくつかの葬儀社様にご相談させて頂き、「お葬式の際にご家族が求めること」「これだけは必要なもの」「故人への想い」を第一に、必要なものを削って安く見せるだけのお葬式ではなく、コンパクトでも高品質なよくある普通のお葬式のプランをご用意いたしました。料金を明確にしたプランにすることで、ご利用者のお金の不安を軽減して「想い」を大事にしたお葬式をしていただく為に「普通のお葬式」を開設いたしました。