いろいろな葬儀の形式について
葬儀の形式 2024年08月19日

いろいろな葬儀の形式について

近年、お葬式の形式を指す言葉が段々増えている印象があります。なんとなく語感で判断してしまうとミスマッチが起こりそうなので整理をしてみました。

家族葬

多くの人を呼ばない(知らせない)お葬式の総称でしっかりした定義はありません。費用を抑えた葬儀をイメージする方も多いですが「家族葬=安い」ではない場合も多いです。また、注意点として香典が少なくなる為、持ち出しが増える可能性もあります。家族葬のメリットは参列者への対応を最小限に抑え、家族が故人と過ごす時間をしっかりとれることにあります。

直葬

火葬式とも呼ばれます。宗教者(お寺・神主)による儀式を行わずに火葬のみ執り行う形式です。

密葬

家族葬や直葬と同じように使う方もいますが、本来の形式は密葬の後に「本葬」があります。

1日葬

通夜をやらずに葬儀の1日だけで済ます形式です。関東では弔問客へのお通夜振る舞いが派手になりご遺族の負担となっていたらしいので、そこを省略する形式が生まれたのではとも言われております。1日葬を良しとしない宗教者もおりますので、菩提寺とのお付き合いがある方は事前に菩提寺との相談をお勧めします。

お別れ会

密葬の後の本葬のことを指したり、無宗教形式のお葬式を指したりします。やり方によって、かなり意味合いが変わってきます。基本的には決まった形式が無いので式の進行は一から、ご家族と相談して決めていきます。

樹木葬&海洋葬

「自然葬」等とも呼ばれたりします。○○葬と付いているが、お葬式そのものではなく、お葬式が終わってからのお骨の供養についての形式を指しています。

一般葬・普通のお葬式

一般葬とは参列者を限定せず、広く一般の方に故人の弔いに参列していただく形式です。故人の親族や知人、職場の関係者や近所の方、喪主をはじめ故人の家族の知人や関係者など、ご関係のある皆さんに最後のお別れをして頂くスタンダードなお葬式です。

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