
お子様を連れてお葬式に参列するときは
小さなお子様を連れての参列する場合のマナーなど問い合わせをいただくことがありますのでポイントをご紹介します。よくあるご質問は「服装はどうしたらよいでしょう?」「連れて行く親としてのマナーや心掛けは?」「小さい赤ちゃんでも連れていっても良いのか?」などが多いです。
お子様の服装は
●小学生以下の子供・・・派手ではない色、黒・ネイビー・グレーの服がベスト
●小学生以上の子供・・・制服があれば制服が一番適しています。
お持ちでなければ、派手ではない色、黒・ネイビー・グレーの服を選びます。
黒でも、エナメルなど光沢素材のものは、ふさわしくないとされます。
● 中学生・高校生・・・学校の制服で構いません。また靴も本当は革靴などが良いのですが、
学校で使用している運動靴でも大丈夫です。
ただ、裸足は避け、靴下はきちんとはきましょう。
※あとは大人の服装マナーと同じく、アクセサリー類や金具などは避けた方がいいです
お子様が小さいお母様の服装は
子どもが赤ちゃんだったり、まだ小さくて手のかかる場合はお母さんも動きやすい方が良いと思うので、無理に喪服ではなくて黒のワンピースなどにしておいた方が良いでしょう。
必要にマナー・心掛けは?
①マナーというほどでもないのですが、「小さい子どもを連れていくこと」は事前にご家族や葬儀社に伝えておくとよいです。喪主側としてもお食事関係の手配や授乳室(控室)の確保など準備が必要になることも考えられます。
②式場での会葬中はついていえば「できるだけ端っこの席に座る」のがよいと思います。
正直、子どもにとってお葬式は退屈なものです。どうしても我慢できなくなって、式場から連れ出したいという時に端にいたほうが何かと動きやすいです。
子供にとってのお葬式の役割
小さなお子様がお葬式に参列すると・・・「おしゃべりしだしたり、動き回ったりして周りに迷惑をかけるからお葬式に連れていかない」という方もいますが「お葬式は大切な方とのお別れをする儀式」ということをお子さんに教えてあげることもお葬式の大事な役割だと思います。また、親にとっても、「最後にご挨拶がきちんとしたい」という気持ちが強ければ、「子どもがいてお葬式にいけなかった」と、その後に悔いを残すことにならないようにしてほしいと思います。
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