
弔電について
冠婚葬祭の場では、相手にメッセージを伝える手段として電報が使われます。結婚式では祝電ですが、お葬式では「弔電」と呼びます。
なぜ電報?
電報の歴史は電話より古く、電話が日本で始まる20年ほど前(1869年)にはすでにスタートしていました。それまでは遠方への連絡といえばもっぱら時間のかかる手紙しか手段がなかったのですが、電報の普及によりすぐに送ることができるようになりました。そのため冠婚葬祭、特に「急いで知らせる必要のある」葬儀関係においては電報が重宝されていました。
誰が出すもの?
基本的にはお通夜やご葬儀、告別式に参列できない方が出します。遠方で伺う事ができなかったり体調不良で伺うことができない・・・
その場合でもお悔みの気持ちを伝えられる弔電の手配を検討してはいかがでしょうか?他にも会社関係・公職関係(議員)といった関係の方が出されることが多いです。
弔電をおくる時のマナー
葬儀・告別式で弔電を読み上げることが一般的です。そのため、遅くともお通夜の日までに届くように手配することが望ましいです。
喪主以外のご家族あてに送る場合、間違いが無いように受取人になるご家族の名前以外に喪主の名前を併記しておくとよいでしょう。(喪主○○様方△△様という具合に)
喪主名以外にも故人名・続柄なども間違いないように訃報などをしっかり確認してください。また一般的に「ご冥福をお祈りいたします」という表現がよく使われますが、本来は仏式の葬儀の時のみ使える言い回しになります。仏式でも浄土真宗、神式、キリスト教では適切ではないので宗派も訃報で確認してみてください。
手配の仕方とまとめ
NTTへ電話、もしくはインターネットで申し込むのが一般的です。現代では通信手段が豊富にあり電報に頼らなくてもよいのですが、冠婚葬祭における一種の風習として今でも電報は使用されています。離れていて直接ご挨拶できなくても自分の気持ちを伝えることができる方法なので機会がありましたら検討してみてはいかがでしょうか。
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