
葬儀に持つハンカチは何色?――白・黒・柄・タオルハンカチの選び方
通夜や葬儀へ参列するとき、
「ハンカチは白と黒のどちらがよいですか」
「普段使っている柄物でも大丈夫でしょうか」
「タオルハンカチは失礼になりますか」
「小さな刺繍やブランドロゴがあってもよいですか」
「急な通夜で白や黒のハンカチを用意できない場合はどうすればよいですか」
などと迷うことがあります。
葬儀では、ハンカチも服装や持ち物と同じように、華美にならないものを選ぶと安心です。
一般的には、
- 白
- 黒
- 落ち着いた色
- 無地に近いもの
などが合わせやすいでしょう。
ただし、
「白でなければ失礼」
「黒以外は使ってはいけない」
というように、一つの色だけが絶対的な決まりになっているわけではありません。
また、ハンカチは葬儀のための特別な儀式用品ではなく、
- 涙を拭く
- 汗を拭く
- 手を拭く
など、実用的に使うものでもあります。
そのため、細かな決まりを気にしすぎるより、葬儀の場で目立ちすぎないものを選ぶことが大切です。
今回は、通夜や葬儀へ持って行くハンカチについて、色、柄、素材、刺繍、タオルハンカチ、男性・女性・子どもの選び方などをご紹介します。
葬儀にハンカチは必要?
葬儀では、ハンカチを持っていると安心です。
通夜や葬儀では、
- 涙を拭く
- 汗を拭く
- 手を洗ったあとに使う
などの場面があります。
特に夏場や、式場と火葬場の移動がある場合は、汗をかくこともあるでしょう。
ただし、
「ハンカチを持っていなければ参列できない」
というものではありません。
持参する場合に、葬儀の場へなじむ落ち着いたものを選ぶとよいでしょう。
葬儀のハンカチは白と黒のどちらがよい?
白と黒は、どちらも葬儀で使いやすい色です。
白いハンカチは、昔から冠婚葬祭で用いられてきた色として選ばれることがあります。
一方、現在では喪服に合わせて黒いハンカチを使用する方もいます。
そのため、
「白か黒か」
だけで迷いすぎる必要はありません。
手元に白または黒の、装飾が少ないハンカチがあれば使いやすいでしょう。
白いハンカチは使ってよい?
白いハンカチは、葬儀で使用できます。
特に、
- 無地
- 織り柄が目立たない
- 装飾が少ない
ものが合わせやすいでしょう。
白は清潔感があり、弔事用として以前から使われてきた色でもあります。
男性用・女性用を問わず使用できます。
黒いハンカチでもよい?
黒いハンカチも、葬儀で使用できます。
喪服や黒いバッグなどとも合わせやすく、弔事用として販売されているハンカチにも黒いものがあります。
ただし、同じ黒でも、
- ラメが入っている
- 光沢が強い
- 大きな柄がある
- 華やかな装飾がある
ものは目立つことがあります。
色だけでなく、全体の印象を確認しましょう。
グレーや紺のハンカチでもよい?
白や黒がない場合は、
- 濃いグレー
- 濃紺
- 暗めの落ち着いた色
などを使用することも考えられます。
葬儀の場では、明るく華やかな色よりも、目立ちにくい色の方が合わせやすいでしょう。
ただし、地域やご家庭によって考え方が異なる場合があります。
心配な場合は、白か黒を選ぶと分かりやすいです。
明るい色のハンカチは避けた方がよい?
赤、黄色、鮮やかなピンクなど、強く目立つ色は、葬儀では華やかに見えることがあります。
そのため、選べるのであれば、
- 白
- 黒
- グレー
- 濃紺
などの落ち着いた色を選ぶ方が安心です。
ただし、急な訃報で適したハンカチを用意できない場合まで、
「明るい色しかないから参列できない」
と考える必要はありません。
用意できる範囲で対応しましょう。
柄物のハンカチは使える?
葬儀では、無地に近いものが合わせやすいでしょう。
例えば、
- 大きな花柄
- キャラクター柄
- 鮮やかなチェック
- 目立つストライプ
- 大きな水玉
などは、葬儀の場では目につきやすい場合があります。
一方で、生地と同じ色で入った織り柄など、ほとんど目立たない柄であれば、細かく気にしすぎる必要はないでしょう。
小さな刺繍があってもよい?
ハンカチの隅に、
- 小さなイニシャル
- 小さな花
- 控えめな模様
などの刺繍が入っている場合があります。
小さく目立たないものであれば、必ず避けなければならないものではありません。
一方、
- 大きな刺繍
- カラフルな刺繍
- 金銀の糸を使った目立つ装飾
などは華やかに見えることがあります。
全体として落ち着いて見えるかを確認しましょう。
レース付きのハンカチは?
女性用のフォーマルハンカチには、レースが付いているものもあります。
白や黒で、装飾が控えめな弔事向けのものであれば使用できます。
ただし、
- 大きなレース
- 華やかなフリル
- 光沢の強い装飾
などは目立つことがあります。
レースが付いているかどうかだけでなく、全体が華美に見えないかを考えましょう。
ブランドロゴが入っていてもよい?
普段使っているハンカチには、ブランド名やロゴが入っていることがあります。
小さく目立たないロゴであれば、細かく気にしすぎる必要はないでしょう。
一方で、
- ロゴが大きい
- ブランド名が全面に入っている
- 色や柄が目立つ
ものは、葬儀では避ける方が安心です。
大切なのは、ブランド品かどうかではなく、見たときに華やかすぎないことです。
タオルハンカチでもよい?
タオルハンカチは、吸水性があり、汗や手を拭くときに便利です。
そのため、通夜や葬儀へ持参することもできます。
ただし、一般的な布製のハンカチに比べて、カジュアルな印象のものもあります。
タオルハンカチを使う場合は、
- 白
- 黒
- グレー
- 濃紺
などの落ち着いた色で、
- 大きな柄がない
- キャラクターが付いていない
- 装飾が少ない
ものを選ぶと使いやすいでしょう。
普通のハンカチとタオルハンカチを2枚持ってもよい?
もちろん構いません。
例えば、
- 涙を拭くための布製ハンカチ
- 汗や手を拭くためのタオルハンカチ
というように使い分けることもできます。
特に暑い時期は、汗を拭く回数が多くなることがあります。
そのため、予備を含めて複数枚持っておく方法もあります。
夏の葬儀では汗を拭くハンカチも用意する
夏場の葬儀では、
- 式場までの移動
- 駐車場から会場まで
- 火葬場への移動
- 屋外での待ち時間
などで汗をかくことがあります。
汗を拭くためにタオルハンカチを用意する場合は、葬儀の場で目立ちにくい色を選ぶとよいでしょう。
暑さを我慢して体調を崩す必要はありません。
実用性も大切にしましょう。
男性はどんなハンカチを選ぶ?
男性の場合も、
- 白
- 黒
- グレー
- 濃紺
などの落ち着いた色で、無地に近いものが使いやすいでしょう。
特別に「男性用の弔事ハンカチ」を用意しなければならないわけではありません。
普段使用しているものの中に、
- 色が落ち着いている
- 柄が目立たない
- 清潔なもの
があれば、使用できる場合があります。
女性はどんなハンカチを選ぶ?
女性の場合も、基本的な考え方は男性と同じです。
白や黒などの落ち着いた色で、装飾が控えめなものが合わせやすいでしょう。
女性用の弔事ハンカチには、
- レース
- 刺繍
- 縁飾り
などが付いたものもあります。
弔事向けとして作られた控えめなデザインであれば使用できます。
男性用・女性用を分ける必要はある?
ハンカチは、必ず男性用・女性用を分けなければならないものではありません。
色やデザインが葬儀に合っていれば、性別にかかわらず使用できます。
家族で共用できるシンプルな白や黒のハンカチを準備しておく方法もあります。
子どものハンカチはどうする?
子どもが葬儀へ参列する場合、大人と同じ弔事専用のハンカチを必ず用意する必要はありません。
可能であれば、
- 白
- 黒
- 紺
- 落ち着いた色
などを選ぶとよいでしょう。
ただし、子どもが普段使っているハンカチしかない場合もあります。
多少の柄があるからといって、参列できないというものではありません。
年齢や状況に合わせて、無理のない範囲で用意しましょう。
キャラクターのハンカチは?
大人の場合は、キャラクターが大きく描かれたハンカチは、葬儀では目立つことがあります。
できれば、シンプルなものへ替えると安心です。
一方、小さな子どもの場合は、普段使っているものしかないこともあります。
その場合まで、細かく気にしすぎる必要はないでしょう。
ハンカチに香りを付けてもよい?
香水や柔軟剤などの強い香りが付いたハンカチは、周囲の方が気になる場合があります。
葬儀では多くの方が近い距離で過ごすため、香りは控えめにすると安心です。
特に、香水をハンカチへ直接付けて持参する必要はありません。
清潔なものをそのまま使うとよいでしょう。
新品でなければいけない?
葬儀用のハンカチを新品で用意する必要はありません。
普段使用しているものでも、
- 清潔
- 汚れがない
- ほつれが目立たない
- 色や柄が落ち着いている
ものであれば使うことができます。
大切なのは、新しいかどうかよりも、清潔感があることです。
高価なハンカチを用意する必要はない
葬儀へ持参するために、高価なブランドハンカチや弔事専用品を必ず購入する必要はありません。
白や黒などのシンプルなハンカチで十分です。
「葬儀用だから特別なものを買わなければならない」
と考えなくてもよいでしょう。
どこに入れて持って行く?
ハンカチは、
- バッグ
- 上着のポケット
- ズボンのポケット
など、必要なときに取り出しやすい場所へ入れておきます。
ただし、ポケットへ物を詰め込みすぎると、喪服の形が崩れて見えることがあります。
必要なものだけを持つとよいでしょう。
ハンカチを膝の上に置いておいてもよい?
涙を拭く機会が多い場合など、すぐに取り出せるようハンカチを手元に持っておくこともあります。
ただし、常に広げたまま膝へ置かなければならないというものではありません。
使用しないときは、軽くたたんで手元やバッグ、ポケットへ戻せばよいでしょう。
涙を拭くときに気をつけることは?
葬儀では、涙が出ることは自然なことです。
ハンカチで涙を拭くことについて、細かな作法を気にしすぎる必要はありません。
周囲へ大きな動きを見せないよう、静かに使えばよいでしょう。
悲しみを我慢する必要もありません。
ティッシュも持って行ってよい?
もちろん持参できます。
涙や鼻を拭くときなど、ティッシュの方が使いやすいこともあります。
ハンカチだけで対応しようとせず、必要に応じてティッシュを用意しておくと安心です。
使用済みのティッシュを入れる小さな袋などがあると便利な場合もあります。
予備のハンカチを持っていてもよい?
予備を持って行くこともできます。
特に、
- 夏場
- 雨の日
- 長時間の葬儀
- 火葬場への移動がある場合
などは、ハンカチが濡れることがあります。
予備をバッグへ入れておけば、必要になったときに交換できます。
雨の日は予備があると安心
雨の日には、
- 手が濡れる
- バッグが濡れる
- 傘をたたむときに水滴が付く
など、ハンカチを使用する機会が増えることがあります。
葬儀用として使うハンカチとは別に、雨や水滴を拭くためのタオルやハンカチを持っておく方法もあります。
用途を分ければ、式中に使うハンカチをきれいな状態で保ちやすくなります。
急な通夜で白や黒のハンカチがない場合
訃報は突然届くことがあります。
仕事先や外出先から、そのまま通夜へ向かうこともあるでしょう。
その場合、
「白や黒のハンカチを持っていない」
ということもあります。
手元にある中で、
- できるだけ落ち着いた色
- 柄が目立たない
- 清潔なもの
を選びましょう。
適したハンカチを探すために、通夜への参列を大きく遅らせる必要はありません。
コンビニなどで買い直す必要はある?
時間に余裕があり、簡単に白や黒のハンカチを用意できるのであれば、買い足す方法もあります。
ただし、
「専用のハンカチがなければ参列できない」
というものではありません。
購入するために参列が遅れたり、無理をしたりする必要はありません。
できる範囲で整えましょう。
葬儀後は洗って保管する
使用したハンカチは、洗濯表示に従って洗い、清潔な状態で保管しましょう。
特に、
- 涙
- 汗
- 化粧品
- 雨
などが付いている場合があります。
汚れが付いたまま長期間保管すると、変色やにおいの原因になる場合があります。
次に必要になったときにすぐ使える状態にしておくと安心です。
喪服と一緒に準備しておくと安心
葬儀に使用する、
- 喪服
- バッグ
- 数珠
- 袱紗
- 黒いネクタイ
- ストッキング
- ハンカチ
などの保管場所を把握しておくと、急な訃報でも準備しやすくなります。
白や黒のシンプルなハンカチを一枚決めておき、葬儀用の小物と一緒に保管しておく方法もあります。
細かなルールより清潔感と落ち着いた印象を大切にする
葬儀用のハンカチについて、
「白でなければいけないのか」
「黒なら何でもよいのか」
「タオル地は失礼なのか」
「小さな刺繍も駄目なのか」
と細かく考えすぎると、迷ってしまうことがあります。
大切なのは、
- 清潔であること
- 華やかすぎないこと
- 強く目立たないこと
- 実際に使いやすいこと
です。
一つ一つの細かな条件だけで判断せず、葬儀の場になじむ落ち着いたものかどうかを考えましょう。
地域や家庭によって考え方が違う場合もある
葬儀の持ち物については、地域やご家庭によって考え方が異なる場合があります。
「白いハンカチを持つもの」
と考える方もいれば、
「黒であれば問題ない」
と考える方もいるでしょう。
気になる場合は、近しいご家族や葬儀社へ確認しても構いません。
ただし、小さな違いを気にしすぎて参列そのものに不安を感じる必要はありません。
まとめ
通夜や葬儀へ持って行くハンカチは、白や黒などの落ち着いた色で、無地に近いものが使いやすいでしょう。
白と黒のどちらか一方だけが正しいというものではありません。
濃いグレーや濃紺など、目立ちにくい色を使うこともあります。
柄については、
- 大きな花柄
- キャラクター
- 鮮やかなチェック
- 大きなブランドロゴ
など、強く目立つものは避ける方が安心です。
小さな刺繍や控えめなレースなどは、全体として華美でなければ細かく気にしすぎる必要はありません。
タオルハンカチも使用できます。
特に夏場などは、布製のハンカチとタオルハンカチを使い分ける方法もあります。
男性・女性で大きく考え方が変わるものでもありません。
子どもの場合は、年齢に合わせて無理のない範囲で落ち着いたものを用意しましょう。
また、急な通夜で白や黒のハンカチがない場合も、そのために参列を遅らせる必要はありません。
手元にある中から、できるだけ落ち着いた色や柄のものを選びます。
葬儀用のハンカチで大切なのは、高価なものや特別なものを用意することではありません。
清潔で、葬儀の場に合った落ち着いた印象のものを選び、必要なときに無理なく使えるようにしておきましょう。
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