
葬儀後の手続きと良くある困りごと
葬儀が終わった後、遺族には多くの手続きが待っています。この時期は、精神的な疲れや悲しみを抱えながら進める必要があり、負担が大きいと感じる方が多いです。普通のお葬式コラムでは、葬儀後に必要な手続きと、よくある困りごとについて解説します。
主な手続きが必要なこと
- ①金融機関の手続き
- 状況によって故人名義の銀行口座は凍結されます。解除のために、死亡診断書、戸籍謄本、相続関係の書類が必要になります。相続の分配が確定するまで引き出しが制限されるケースもあります。
- ②年金・保険関係の手続き
- 国民年金や厚生年金の受給停止手続き、生命保険の請求手続きなどがあります。これには死亡証明書が必要です。
- ③相続手続き
- 遺産分割協議書を作成し、不動産や車の名義変更、相続税申告を行います。ここで、相続人同士の意見の不一致が生じる場合もあるため、専門家の介入を希望する方もいます。
手続きでよくある困りごと
- ①書類の不足や紛失
- 死亡証明書や戸籍謄本が複数枚必要になるため、余裕を持って準備するのが望ましいです。
- ②相続トラブル
- 遺産の分配について、相続人間で意見が分かれることは珍しくありません。法律や専門家の助けを借りると解決しやすくなります。
- ③手続きの多さに圧倒される
- どの手続きが優先されるべきか分からない場合があります。役所や専門家に相談することでスムーズに進められます。
- ④金融機関の対応に時間がかかる
- 銀行口座の凍結解除に時間がかかり、生活資金に困る場合があります。死亡保険金の活用や親族間での協力が解決の糸口になることも。
- ⑤保険金の請求漏れ
- 加入している保険が複数ある場合、請求忘れが起こることがあります。リストを作成し、抜け漏れがないか確認しましょう。
場合によっては外部サポートの依頼も
葬儀後の手続きは、肉体的・精神的な疲れの中で進めなければならず、混乱や困難を伴うことが多いです。優先順位をつけて手続きを行い、可能であれば家族や専門家の助けを借りることが重要です。故人を悼む時間を確保するためにも、計画的な手続きとサポート体制が大切です。
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